第38回日本体外循環技術医学会大会
The 38th Annual Scientific Meeting of The Japanese Society of Extra-corporeal Technology In Medicine
第38回日本体外循環技術医学会大会のご案内
第38回日本体外循環技術医学会大会を2012年11月3日(土曜日)と4日(日曜日)の両日、千葉県の幕張メッセ・国際会議場にて開催いたします。
今大会のメインテーマは「 Management(マネジメント)」としました。マネジメントとは、ビジネス上における様々な資源や資産・リスクなどを管理し、経営上の効果を最適化しようとする手法のことで、マネジメント理論には、”管理”という意味合いの他にも、”評価・分析・選択・改善・回避・統合・計画・調整・指揮・統制・組織化”など様々な要素を含んでおり、一般的にはこれらを総合した概念をマネジメントと言っています。
医療においてもマネジメント理論に基づき、病院の経営や組織形成、人材の育成など、さまざまな取り組みが行われており、よりよい医療を提供し良好な結果を生み出すために医療関係者が連携・協力し、目標や目的を達成するためにマネジメントは必要な手段となっております。
そこで、今大会では、体外循環におけるマネジメントについて、「人材育成、医療機器、周術期、リスク、ナレッジ(個人の持つ知識や情報を組織全体で共有し、有効に活用する)、チーム医療」など様々な視点から改めて考えてみようと企画しました。
特別講演では、当施設の心臓血管外科顧問の外山雅章先生に「人生のマネジメント」について心臓外科医としてのこれまでの経験をもとにご講演していただきます。
シンポジウムでは「人工心肺中のマネジメント」を企画しております。これは、人工心肺の患者に与える影響は、人工肺やその他の技術の進歩により軽減してきているますが、現在もマイクロバブルや回路内の不溶性微粒子などが,患者に影響を与えていると言われています。このことについて、国内外の演者から人工心肺が与える問題点について討論できればと考えています。
また、第37、38、39回大会の3大会の合同企画として、2011年03月11日に甚大な被害をもたらしました東日本大震災の教訓をもとに「災害対策」について、今大会では、災害時の事業継続マネジメント(BCM)への取り組みについて討論していただくことにしました。
ラウンドテーブルディスカッションでは、「人材育成,医療機器、周術期、リスク、ナレッジ(個人の持つ知識や情報を組織全体で共有し、有効に活用する)、チーム医療」をテーマに討論して頂ければと考えております。
教育講演、ランチョンセミナーでは、国内外の先生たちにご講演頂けるように企画しております。
多数のご参加をお待ちしておりますのでよろしくお願いたします。
